オーストラリアにワーホリに行っているとき、発音も含めて英語が上手な非ネイティブに、どうやって勉強をしたのか聞くと、「映画やドラマをみて勉強したと」いう人が大勢いました。反対に日本語が上手な外国人からも、「アニメをみて勉強した」と言う人が多いです。
「英語を話せるようになりたい!」、「海外映画を字幕なしでみれるようになりたい!」、「仕事で外国人の同僚とコミュニケーションをとる」など、英語を習得したい目標がありますよね。しかし、「英語が話せない…。」、「英語が聞き取れない…。」というのが大きな悩みです。
英語が話せないことの問題点にはどのようなものがあるでしょうか。
- リスニング力
- 語彙力
- 表現力(イディオム)
- 表現力(文法)
- 表現力(話し方:間やイントネーション)
映画で英語を勉強するメリット
- 英語に耳が慣れる
- ネイティブの会話のスピードでリスニングできる
- 語彙力が上がる
- イディオム・表現が身に付く
- 表現力(文法)
- 表現力(話し方:間やイントネーション)
- 現代の英語が学べる
- 会話の話題作りになる。
英語には、日本語にはない音が含まれています。日本語では、母音の数が5種類+子音の数は16種類+特殊音素が3種類→24種類です。英語では母音が15〜24、子音が26種類あります。さらに、英語には、子音だけで発音する音や、単語の間の音がつながります。
赤ちゃんが母国語を学ぶときには、”耳から覚える”と言います。当然、赤ちゃんは文字も読めませんし、言葉の意味も知しませんので、耳から覚えた言葉を必要かどうか分別して徐々に言葉を覚えていきます。生後6ヶ月までは、赤ちゃんは英語、日本語などの区別はなく聞き分けているそうです。母国語で使わない音は自然に淘汰され、雑音として認識されるようになってしまいます。年齢を重ねるほど、赤ん坊の音の学習能力に比べて劣ってしまいますが、0ではありません。今まで使わなかった分、繰り返し英語の音に触れて慣れる必要があります。
英語には、単語間で繋がる音があります。これは、単語帳を勉強していたのでは身につきません。文章の長さもスピードも足りないからです。映画で英語を勉強することで、十分なスピードでリスニングをすることができます。
英語を習得するのに、語彙力はもちろん大切ですよね。単語帳やアプリを使う勉強も大切ですが、会話や文章のなかで理解できるようにならなければなりません。
また、不思議なことに知らない単語は聞こえません。新しく単語を理解したときに初めて、普段の日常英会話や、繰り返し見ている映画の中にその単語が使われていたことに気がつくことがあり驚くことがよくあります。
リスニング力がとても良くて単語を推測できるか、リスニング力が弱い場合は、知っているボキャブラリーの中から単語を推測しようとします。そのため、語彙力をあげることがリスニング力を鍛える近道とも言えます。今まで知らなかった単語が繰り返し耳につくようになったときは、その単語を”習得中”のサインです。
映画のジャンルや年代を選べば、独学では偏りがちなボキャブラリーも増やすことができます。
英語特有のお洒落な言い回しに憧れますよね。ですが、文章を丸暗記してもなかなか実際の場面で使えるようにはなりません。
映画で使われる表現を、登場人物になったつもりで真似をすることで、特有のニュアンスや、使うタイミングを学ぶことができます。
映画の中から、文法を学ぶこともできます。時制や受動態の表現に苦労している方も多いのではないでしょうか。文法を勉強してから、意識して映画を視聴することもおすすめです。テキストや問題を使って考えているときよりも、考えるスピードも早いので、実戦の練習になります。
学生時代に英語を学習して、簡単な文章や日記のような文章は話せるけど、会話になるとうまくできないと悩んでいませんか。英会話をする自信がなくても、映画で英語での間の取り方や、イントネーション、会話のテンションを身に付けることができます。
英語も語学なので、時代によって言葉や表現が変化します。日本語も頻繁に新しい言葉ができますよね。映画を利用することで生きた英語が手軽に学べます。
映画や海外ドラマを見たことがあるだけで、外国人との話題作りになります。お気に入りの映画について語っても良いですし、気になるけどまだ見てないというだけでも話題が作れます。
映画で英語学習をする場合の注意点
資格の勉強には不向き
TOEICやIELTS、英検などの資格試験の場合、テクニックや知識量が必要なので、徐々に英語に慣れるといった映画での学習は、遠回りになってしまうおそれがあります。
超初心者は内容選びに注意
中学生レベルの英語が全然理解できないという超初心者さんの場合、内容選びにも注意してください。初めは子供向けのアニメやファニーな内容の作品をみることをおすすめしますが、スラングがわからないうちは内容が下品なものは避けるようにしましょう。